写真

【氣】気配(Presence)

赤銅色の統一美  (岡山県・ 吹屋) #33

標高五百メートルの山嶺に、
突如として現れる紅色の集落。

銅山(どやま)の繁栄が生んだ「ベンガラ」の富
によって築かれた吹屋は、屋根瓦から壁までが
赤褐色の色彩で統一されています。

そこには、豪商たちが理想郷を求めて作り上げた、
贅沢で力強い霊気が満ちています。

【静】情緒(Emotion)

レゾナンスの詩 銅

(あかがね)の火、地に眠り 紅(べに)の壁、

空を染めん 峠の里、夢は赤く。

写真

【氣】気配(Presence)

視界のすべてが「紅(あか)」

【氣】(Ki):
標高550メートル、
吉備高原の深い緑を抜けた先に突如として現れる
「極彩色の統一美」。

屋根に葺かれた石州瓦の赤褐、壁面を塗る弁柄の赤、
そして建ち並ぶ豪商屋敷の重厚な格子。

視界のすべてが「紅(あか)」という一色によって支配され、
まるで江戸末期から明治の時空間に迷い込んだかのような、
鮮烈な非日常のオーラが漂う。

【静】情緒(Emotion)

情緒画像

かつて銅山と弁柄生産で賑わった喧騒は去り、
現在は高原特有の澄んだ空気が支配する。

夕暮れ時、観光客が去った後の町並みには、
均質な赤い壁が夕陽を吸い込み、
さらにその赤みを増す瞬間がある。

音が消え、ただ「色」だけが静寂の中で主張し続ける、
圧倒的な余白が存在する。

【響】共鳴(Resonance)

「極彩色の統一美」

【骨】骨格(Structure) / 【知】図解 (Infographic)

骨格・図解画像

この地を形成するのは、
数億年の時を経て形成された銅鉱床と、
硫化鉄鉱の層である。

地質そのものが、
この村に「富」と「色」を与えた。

山そのものが巨大な資源であり、
そこから削り出された磁硫鉄鉱(ローハ)を焼き、
水洗いして生まれた「弁柄」は、
まさにこの土地の骨(地質)が変化した姿である。

【綴】物語 (Story)

幕末から明治にかけて、
銅と弁柄で巨万の富を得た豪商たちが、
宮大工を招き、一斉に作り上げた計画都市の記憶。

個々の欲望で建て増しするのではなく、
町全体としての美意識と統一感を優先させた、
当時としては稀有な「都市計画」の精神が綴られている。

旧片山家住宅などに見られる精緻な意匠は、
職人たちの技術の結晶である。

【案】案内(Guide)

案内画像

「Earth-Color Reversal(地色の反転)」
地下にあるべき「土の色(酸化鉄の赤)」を、
地上の建築物のすべてに反転(露出)させた特異点。
自然と人工の境界線が「色」によって
曖昧になる没入型の美術館として再定義する。

【案】案内(Guide)

案内画像

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【重要なお知らせ】


郷土共鳴の小冊子(ZINE)創刊

本サイトで綴っている各地の「100%の物語」を、
手に取れる記憶として一冊に凝縮しました。

日時:** 2026年2月28日(土)
場所:** 仙台アエル(会場内にて)
数量:** **「10冊限定」** ローンチ販売


厳選した、レゾナンスエピソードの一部を
小冊子(zine)にして販売します。

会場で皆様と共鳴できることを、
心よりお待ちしています。
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【結】支援 (Support)

「本編では語りきれなかった、より詳細な説明(マインドアップ)」や
画像 「観光協会真中の人との対談動画」などを
グループ参加者限定でお届け・お知らせいたします。

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